生活習慣病
高血圧症、糖尿病、脂質異常症、及びこれらの結果起こる心血管病等につきましては循環器内科専門にとしての経験を基に特にきめ細かい対応をしております。
高血圧は自覚症状がないため、症状が進行しているのかわかりません。しかし、血圧の高い状態が続くと動脈硬化という血管の老化を促進し、その結果、狭心症、心筋梗塞などの心臓病(心疾患)、あるいは脳出血、脳梗塞などの脳血管疾患、また、腎臓病などの合併症を引き起こす原因になってしまいます。
糖尿病は血糖値(血液中のグルコース(ブドウ糖)濃度)が病的に高い状態を指します。ひとことに血糖値が高いと言っても、無症状の状態から、著しいのどの渇き・大量の尿を排泄する状態、さらには意識障害、昏睡に至るまで様々でありますが、これらをすべてまとめて、血糖値やヘモグロビンA1c値が一定の基準を超えている場合を指します。
糖尿病を放っておくと、3大合併症になりやすくなってしまいます。
3大合併症とは、1) 糖尿病神経障害、2) 糖尿病網膜症、3) 糖尿病腎症で、1)では手足がしびれたり、発汗異常が、2)は視力が弱くなり中には失明する場合もあります。3)は進行が進むと尿の生成が難しくなり、人工透析を行う必要がでてきます。
脂質異常症は 1) 悪玉コレステロール値が高い 2) 中性脂肪値が高い 3) 善玉コレステロール値が低いことをまとめて指します。
質異常症は、それだけでは特に症状はありませんが、体中の血管の中で、静かに動脈硬化と呼ばれる変化が起こります。動脈硬化が進行すると全身の動脈が硬くなり、次第に血管の内側が狭くなって血液が通りにくくなります。
心臓の血管が詰まった場合には急性心筋梗塞、脳の血管が詰まったときは脳梗塞になどの病気を引き起こします。